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モノコードの弦をはじいたときに出た音を,コンピュータに入力すると,図 のような波形が記録された。図の横軸は時間,縦軸は振幅を表しており,横軸 の1目盛りは 1360 秒である。この音の振動数として最も適するものを次の1∼ 4の中から一つ選び,その番号を書きなさい。 〔 〕 1.90Hz 2.120Hz 3.160Hz 4.240Hz
図1は,ばねA,Bにはたらく力 の大きさとばねの伸びとの関係を示 したものである。図2のようにばね Aの両端に糸をつけて滑車に通し, 一方は床に取りつけた留め金にかけ て固定したばねBにつなげ,もう一 方は,質量が50gのおもりを2個つる し,ばねA,Bの伸びを測定した。
図2のばねAとBの伸びの合計は何cmか。最も適するものを次の1∼4の中から一つ選び,その番号を書きな さい。ただし,ばねと糸の重さは考えないものとし,質量100gの物体にはたらく重力の大きさを1Nとする。 1.1.0cm 2.1.5cm 3.2.5cm 4.3.0cm 〔 〕
同じ金属でできた,一辺の長さがそれぞれ5cm,7cm, 10cmの立方体A,B,Cを水平な机の上に置いた。立方体 Aにはたらく重力の大きさをX〔N〕,机が立方体A,B, Cから受ける圧力の大きさを,それぞれ a〔Pa〕, b〔Pa〕,
c〔Pa〕とする。このとき, a の値,および a , b , c の大 小関係は,どのように表されるか。その組み合わせとして
最も適するものを次の1∼4の中から一つ選び,その番号を書きなさい。ただし,立方体の質量は,体積に比
例するものとする。 〔 〕
1. a の値:0.04X 大小関係: a = b = c 2. a の値:0.04X 大小関係: a > b > c 3. a の値:400X 大小関係: a = b = c 4. a の値:400X 大小関係: a < b < c
大気圧は,空気の重さによって生じる圧力で,海面上で約1000hPaである。 Kさんは,大気圧の大きさを実感するために,空気の柱を金属の柱におき かえて考えてみた。重さが0.54Nで,各辺の長さが1.0cm,2.0cm,3.0cmの金 属でできた直方体を,図のように,Aの面を下にして水平な台の上に積み 重ねた金属の柱について考えるとき,台が金属の柱から受ける圧力が1000hPa に最も近くなるのは,この直方体を何個積み重ねたときか。最も適するも のを次の1∼4の中から一つ選び,その番号を書きなさい。
〔 〕
1.6個 2.56個 3.556個 4.5556個
振動数の計算
4
フックの法則
5
図1 図2
ばねA
水平な台 留め金 ばねA
ばねB
ばねB
0 1 2 3
3.0 2.0 1.0
ばねののび
〔cm〕
力の大きさ〔N〕
糸 糸
滑車 おもり
床
圧力の大小関係
6
7
大気圧― 15 ―
次の の中のa∼dの文で,無性生殖について説明したものの組み合わせとして最も適するものをあと
の1∼4の中から一つ選び,その番号を書きなさい。 〔 〕
1.aとc 2.aとd 3.bとc 4.bとd
林の落ち葉の下にある土を用いて,次のような実験を行った。下の の中の文は,この実験の結果から 考えられることをまとめたものである。文中のX,Y,Zにあてはまるものの組み合わせとして最も適するも
のをあとの1∼4の中から一つ選び,その番号を書きなさい。 〔 〕
〔実験〕 土100gに沸ふっ騰とうさせてさました水を加えて,図のように布でこしたあと,ろ液を 100cm3取り,ビーカーAに入れた。また,土を十分に焼いてから100g取り,同様に沸 騰させてさました水を加えて布でこしたあと,ろ液を100cm3取り,ビーカーBに入れ た。このビーカーA,Bにうすいデンプン溶液を20cm3ずつ加え,ふたをした。室温で 2日間放置したあと,ビーカーA,Bの液をそれぞれ試験管に少量取り,ヨウ素液を 加えたところ,ビーカーBの液だけが青紫色に変化した。
1.X:生産者 Y:A Z:合成 2.X:生産者 Y:B Z:合成 3.X:分解者 Y:A Z:分解 4.X:分解者 Y:B Z:分解
川のある地点で,水質を知る手がかりとなる指標 生物を調査した。表は,その結果を示したもので,
○と◎は採集できた生物を,◎はその中で数の多か った上位2種類の生物を示している。川の水質調査 では,採集できた指標生物のうち,数の多かった上 位2種類を2点,それ以外の指標生物を1点として, 水質階級ごとに点数を合計し,合計点の最も高い階 級をその地点の水質階級とする。表の結果から,こ の地点の水質階級とその階級における合計点の組み 合わせとして最も適するものを次の1∼4の中から 一つ選び,その番号を書きなさい。 〔 〕 1.水質階級:Ⅱ 合計点:2点
2.水質階級:Ⅱ 合計点:3点 3.水質階級:Ⅲ 合計点:3点 4.水質階級:Ⅳ 合計点:2点
有性生せい殖しょくと無性生殖
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a 子は親とまったく同じ遺伝子を受けつぐ。 b 子は両親からそれぞれの遺伝子を受けつぐ。
c 葉や茎など,親のからだの一部が分かれて新しい個体ができる。 d 精せい子しと卵らんが受精して新しい個体ができる。
分解者のはたらき
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林の落ち葉の下にある土の中には( X )がいるため,ビーカー( Y )ではデンプンが( Z )され たと考えられる。
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水質調査水質階級 指標生物 採集できた生物
Ⅰ きれいな水
サワガニ ウズムシ ヒラタカゲロウ ナガレトビケラ
Ⅱ 少しきたな い水
カワニナ ○
ヒラタドロムシ ◎
ヤマトシジミ イシマキガイ
Ⅲ きたない水
タニシ ◎
タイコウチ
ニホンドロソコエビ イソコツブムシ
Ⅳ たいへんき たない水
アメリカザリガニ ○
セスジユスリカ ○
エラミミズ サカマキガイ
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図は,ある年の11月5日から連続した4日間の午前9時における日本付近の天気図であり,Aが11月5日の ものである。B∼Dを日付の早い順に並べかえたものとして最も適するものをあとの1∼4の中から一つ選び,
その番号を書きなさい。 〔 〕
1.C-B-D 2.C-D-B 3.D-B-C 4.D-C-B
図は,日本付近の天気図であり,bはaの24時間 後のものである。Xの位置での雨の降りはじめから 30分ごとの降水量の変化を表すグラフはどのように なると考えられるか。最も適するものを次の1∼4 の中から一つ選び,その番号を書きなさい。
〔 〕
図は,日本付近のある季節の天気図である。この天気図の季節はいつ か。また,この季節に大陸上に発達している気団を何というか。その組 み合わせとして最も適するものを次の1∼4の中から一つ選び,その番
号を書きなさい。 〔 〕
1.季節:夏 気団:オホーツク海気団 2.季節:夏 気団:シベリア気団 3.季節:冬 気団:オホーツク海気団 4.季節:冬 気団:シベリア気団
図は,ある日の22時に南の空を観測したときのオリオン座の位置を示 したものである。このとき,オリオン座の恒星Xは真南の位置に見えた。 この日から1か月後,同じ地点でオリオン座を観察したとき,恒星Xが 図と同じ真南に見える時刻として最も適するものを次の1∼4の中から
一つ選び,その番号を書きなさい。 〔 〕
1.20時ごろ 2.21時ごろ 3.22時ごろ 4.23時ごろ
天気の変化⑴
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天気の変化⑵
10
日本の天気
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同じ位置に星が見えるときの時刻
12
オリオン座
恒星X 南
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Kさんは,酸化銅と炭素粉末の混合物を加熱したときにおこる化学変化について調べるために,次のような 実験を行った。この実験とその結果について,あとの各問いに答えなさい。
〔実験〕 ① 酸化銅6.00gと乾燥した炭素粉末0.15gの混合物を試験管Aに入 れ,図1のような装置で加熱すると,二酸化炭素が発生して試験管Bの 石灰水が白くにごった。気体が発生しなくなってから,ガラス管を試験 管Bから取り出して加熱をやめ,試験管Aが冷えたあと,中に残った固 体の質量を測定した。
② ①の0.15gの炭素粉末の質量を0.30g,0.45g,0.60g,0.75gとかえて,①の操作をくり返し行い,加熱後の 試験管Aに残った固体の質量を測定した。
〔結果〕 のようになった。 は, をもとに,炭素粉末の質量〔g〕と反応後の試験管Aに残った固体の 質量〔g〕との関係を示したものである。
ア 〔実験〕で,酸化銅におこった化学変化を何というか。 〔 〕 イ 〔実験〕で,炭素粉末の質量を0.15g,0.45g,0.75gとしたとき,発生し
た二酸化炭素の質量は何gと考えられるか。それぞれその を書きなさ い。 0.15g〔 g〕 0.45g〔 g〕
0.75g〔 g〕
ウ 次の の中の文は,Kさんが〔実験〕の結果から考えられることをまとめたメモである。文中の a には を,( b ),( c ),( e )には を, d には をそれぞれ書きな さい。
a〔 〕 b〔 g〕
c〔 g〕 d〔 〕 e〔 g〕
エ 炭素粉末の質量を0.30gにし,酸化銅の質量を1.00g,2.00g,3.00g,4.00g, 5.00gとかえて〔実験〕の①の操作をくり返し行うと,酸化銅の質量〔g〕 と反応後の試験管Aに残った固体に含まれる単体の銅の質量〔g〕との 関係はどのようになると考えられるか。酸化銅の質量が0∼5.00gの範囲 で図2にグラフをかきなさい。
〔 図2にかく。 〕
5
酸化銅の質量〔g〕 6.00 6.00 6.00 6.00 6.00 炭素粉末の質量〔g〕 0.15 0.30 0.45 0.60 0.75 反応後の試験管Aに残った
固体の質量〔g〕 5.60 5.20 4.80 4.95 5.10
〔実験〕では,酸化銅と炭素が反応して,銅と二酸化炭素ができる。 から,炭素粉末の質量が0.15g, 0.30g,…と0.75gまで増えていったときに,発生した二酸化炭素の質量は a ことから,6.00gの 酸化銅と過不足なく反応する炭素粉末の質量は( b )gで,このときできる銅の質量は( c )gであ ることがわかった。
いま,〔実験〕でおこった化学変化で,ある質量の酸化銅と反応する炭素粉末の質量をX〔g〕,その 酸化銅からできる銅の質量をY〔g〕としたとき,XとYの関係は d の式で表すことができる。 このことから,炭素粉末0.30gと十分な量の酸化銅の混合物を加熱したとき,酸化銅からできる銅の質量 は( e )gであると考えられる。